2016/03/28 19:32

前回に引き続き、関税手続きのお話です。

仕入れた商品を、台湾の郵便局から「別送品」として送ったときの手続きについてです。
※当ブログは体験談として記事を書いており、情報の正確性・完全性は保証致しません。記事の情報に基づいて被った損害・トラブルについての責任は負いかねます。

購入&インボイス作成

商品を仕入れたら、必ずレシートをもらいましょう。(提示を求められない場合もあります)
いろんな中国語の言い方がありますが、とりあえずこれで通じました↓レジがないお店では手書きの領収書をくれました

商品の単価・個数を詳しく控え、店先にはかりがあったので商品一つ分の重さを量ってもらいました。
これをもとにインボイスを作成します。日本の税関を通るので、全部日本語で書きます。
インボイスは郵便局サイトのものをそのまま使いました。
依頼主と届け先を自分にして、送達手段は「郵送」、「有償(Commercial value)」とします。
実物とは数値など違いますが、大体こんな風に書きました。

送料も書いたので、「C.I.F.」とします。保険料があれば、送料と同じように記入します。

郵便局へ

商品をダンボールに詰め、上面と側面に「別送品」と書き、郵便局に持ち込みます。
「國際包裹五聯單」という5枚転写式の伝票をもらい(筆談でOKだった)
「FROM」と「TO」の欄に自分の住所・氏名・電話番号を書きます。
こんなかんじで書きました!

左下の「改寄至下列地址」は、荷物を届けられなかった場合どこへ届けますか?という欄。一応、日本と台湾一か所づつ書きました。
送料と重さ(総重量)、郵便物番号(写真右上のCC904733111TW)をインボイスに書き入れ、封筒などに入れて荷物に貼り付けます。
これで一週間後には家に届くはず!

入国時

飛行機で配られる黄色い「税関申告書」を2枚もらい、別送品「あり」にチェックを入れます。
記入内容は2枚とも同じです。
入国時の税関審査で1枚返されるので、持って帰って保管しておきましょう。

帰宅後


台湾で荷物を送った3日後(3/1→3/4)自宅に「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」という簡易書留が届きました。
右半分がハガキになっています。この部分を切り取り、税関申告書と一緒に封筒に入れてハガキに書いてあった宛先へ送り返します。(3/5)
3日後(3/8)の午前中、税関から「荷物の受け取りに関税がかかりますがよろしいですか?」と確認の電話が来ました。やっぱり、最近の税関はソフトです…!
その翌日(3/9)荷物が届きました。

関税と消費税(合計15%くらい)、通関料200円を配達員さんに払って商品を受け取りました。
税関検査で開封した形跡がありましたが、しっかり再封してありました。


こんなかんじで、買い付けた商品を日本へ送って販売しています。
手続きを代行してくれる会社もありますが、手続きを理解したかったので今回は自分でやってみました。